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セックス レスキュー

セックス レスキュー

セックス レスキュー
大橋 希

定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
人気ランキング: 99817位
おすすめ度:
発売日: 2005-01-18
発売元: 新潮社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送


題材はよいが…
女性ライターによるセックスレスの実態に迫るルポと言うので期待したが、激しくはずれ。セックス奉仕隊の存在やその活動を交え、実際のセックスレスに悩む人の言葉を載せるのはいい。しかし、途中のキム・ミョンガンの半生伝みたいのにウンザリ。本の趣旨とズレすぎだ。しかも肝心のセックスレスに関するレポートはお粗末で、まるで小中学校の自由研究みたい。文章力の無さに加えて、セックスレスに悩む人たちから離れた高い場所から興味本意で書いているという印象が強く、不快。この本で評価出来るのは、今まで余り表面化しなかった問題にスポットを当てたという点ぐらいだろう。

女性たちの苦しみを理解していない著者
テーマとしては、非常に興味深い。
しかし、セックスレスに悩み、相手を紹介してもらう女性たちを
著者が高見から見下ろしていて、読むうち不快になる。
「セックスしてもらえないことはそんなに苦しいものなのか?」
「足裏マッサージの方が気持ちいい」などの発言然り。
「私には共感できないけど、話題になりそうだから、
このネタをルポしてみました」というあざとさが見え見え。

同じテーマなら、『求められない女』(加納梨津)の方がずっと深い。
こちらは著者自身がセックスレスに苦しみ、女として生き直すために
他の男に抱かれる、当事者によるノンフィクション。
本人が生々しく語っているだけに、胸を打つ。
『求められない女』を読んだ後は、ますます『セックスレスキュー』の
中途半端さが気になった。

筆者の人間愛
筆者の人間への深い興味、ひいては人間愛に通ずるものを感じた。
タブーの領域、性生活と男女の有様と本音を赤裸々に堂々と語る口調はすごい。
極的な興味がなければこのように軽々と語ることは決してできることではない。
また読者は自分の性生活も見直すことになる。
誰もが数々の登場人物が体験したことは決して他人事ではないことに思い当たるだろう。